ホテル業界で“ちょっとできる人”になる方法

ホテル業界に転職して驚いたのは、意外にも“アナログ”な業務が多いことでした。
システムはあっても使いこなせていなかったり、紙とペンでやり取りされていたり…。
そんな中、前職で身につけたパソコンの基本操作が思いのほか役立ち、「ちょっとできる人」として重宝されるようになりました。
「すごいことができなくてもいい」
それでも、ちょっとしたスキルや気づきで、現場のヒーローになれるのです。
現場で役立つパソコン小技いろいろ

■ 基本のショートカットキー
コピー(Ctrl+C)、貼り付け(Ctrl+V)、元に戻す(Ctrl+Z)など、基本的なショートカットキーを使いこなすだけで、作業スピードが見違えるように変わります。
■ Excelの“できる感”テクニック
- フィルターや並べ替え機能で一覧表が一瞬で見やすくなります。
- IF関数やVLOOKUP関数を使えば、「条件別の仕分け」や「別表からのデータ自動取得」もラクラク。
- 「この人、Excelできるね」と言われる瞬間が増えます。
■ メールのテンプレート化
頻繁に使う案内文や報告書のメールは、テンプレートを保存しておくのが吉。
時間短縮になるだけでなく、文面の抜け漏れも防げて安心です。
意外と多い!“現場あるあるトラブル”の解決テクニック

■ パソコンが動かない…実は電源が抜けていた!
「壊れたかも!」と呼ばれたものの、ただ電源コードが外れていただけ、というケースは本当に多いです。
まずはコード類を一通り確認するだけで「救世主扱い」されることも。
■ ネットが繋がらない → IPアドレスの確認を
ときどきあるのが「IPアドレスが手動固定されていて繋がらない」問題。
ネットワーク設定画面から自動取得に切り替えるだけで、あっさり解決できる場合もあります。
■ パソコンが遅すぎる → メモリ増築で劇的改善
「買い替えたほうがいいですか…?」と相談されても、実はメモリ(RAM)を増やすだけで大きく改善するケースも。
知っているだけで提案の幅が広がります。
■ 共有フォルダをつくって、属人化を減らす
「誰のパソコンに何があるか分からない」という現場では、共有フォルダを作って一元管理するだけでもかなり効率的。
社内の「探し物時間」がごっそり削減されます。
おわりに

パソコンの知識は、難しいスキルを極めることではなく、
「現場で困ったときに、ちょっと手が差し伸べられる」ことが何より価値になります。
- パソコンが動かない → コンセント確認
- ネットが繋がらない → IP設定チェック
- データの整理が大変 → Excelでサクッと対応
- 情報の共有が大変 → フォルダを整理して導線を作る
こうした“ちょっとしたこと”の積み重ねが、現場での信頼と、自分自身の自信へと繋がっていきます。
もし、この程度ならいくつかできる。
そう思えるなら、あなたがヒーローになれる職場はあるはずです!